家賃や光熱費もクレジットカードで
「毎月支払うお金」は誰にでもあります。その代表的なものが「家賃」や「光熱費」、そして「通信費」です。それらの費用はいわば生活するための「諸経費」です。光熱費や通信費は多少は「節約」できるのかもしれませんが、「家賃」は節約のしようがありません。そこで暮らしていれば、どうしてもかかってしまう固定経費なのです。そして光熱費や通信費は節約ができる反面、使い方や季節によって高くなってしまうこともあります。ほとんどの方が、月に一度の「検針」の際に「どれくらい使ったのか」をシルバーこととなります。
クレジットカードの利便性のひとつに、「支払額をならせる」という点があります。つまり、一定額しか支払いたくない場合に、その金額を上回った分を次月に回せたりするのです。これで、季節によって変動する光熱費を一定額にそろえることができます。それにより、家計のやりくりがよりシンプルになることは間違いありません。もちろん、繰り越した金額は改めて返済する必要がありますから、あくまでも「月々の支払い金額をそろえる」という目的になります。
毎月の支払いをクレジットカードにする利点はそれだけではありません。クレジットカードは利用額毎にポイントが加算されます。同じ金額を支払うのであれば、当然ポイントがついた方がお得です。どうしても避けることのできない光熱費などをクレジットカードで支払えば、毎月決まったポイントがつくことになります。クレジットカードのポイントの利用の仕方はカードによって異なりますが、例えばインターネットショッピングのポイントに変換できたり、生活に役立つアイテムに交換できたりするものです。ただ当たり前のように暮らしているだけで、クレジットカードのポイントが溜まっていくのです。これがただの銀行口座からの引き落としであれば、ただ支払っているだけでなんの得もありません。
突発的な買い物だけではなく、このように毎月の支払いをクレジットカードに充当すれば、利便性も上がり、加えてポイントで実利まで得られるのです。クレジットカードを持っているのであれば、この毎月の引き落としにクレジットカードを使わない理由が見当たらないのです。
また、クレジットカードの利便性はユーザー側だけではなく、固定料金を徴収する「サービス」などでも活用する場合が多く見られます。たとえば家賃や月謝などの徴収をそのクレジットカード会社に委託してしまうのです。そうすることによって、サービス提供側は新規契約の際に顧客の「与信調査」を行わなくても済むのです。顧客はそのサービスを利用したければそのクレジットカード会社に加入することになります。カードが発行されることもあれば、限定的な信販としてクレジット会社が料金を徴収し続けるということもあるでしょう。
この場合、その顧客が万が一サービス料金などを滞納した場合でもクレジットカード会社がその金額をサービス提供側に担保します。そのことにより、サービス提供側である運営元は「焦げ付き」が発生しません。クレジットカード会社は自社の基準で与信を行った契約者であるため、引き続き未納分の徴収を行うことになります。このようなサービスの利点は金銭周りで顧客とサービス提供側にトラブルが発生しないという点も挙げられます。月々の役務を提供し、その対価を月謝などで徴収する必要のある「教育系」のサービス会社などでは、顧客の「未払い」は致命的です。実際に教室に通うことができてしまいますし、「金銭」のことを顧客に直接伝えるのはなかなか「サービス」とは両立し辛いものだからです。
ビジネスのデリケートな部分を解決することができるのも、「信販」、「クレジット」の魅力のひとつでしょう。