万が一、支払いができないときは

クレジットカードは利用すればその分だけ、所定の分割方法で返済しなければいけません。支払い方法は選ぶことができます。それは口座引き落としだったり振り込み用紙による振り込み、コンビニなどでの払い込みなどさまざまです。それは毎月決められた日に発生するものです。ですが人生というものは何が起こるかわからないものです。突然の出費が続いてしまい、預金の残高が全然足りなくなってしまうということも起こってしまうかもしれません。万が一そのようなことになってしまった際は、なるべく早めに手を打つようにしましょう。

引き落としの日がくるまでなにもせず、結果残高不足になってしまうというのは最悪です。クレジットカード会社とあなたの間の信用が傷つくことになるからです。大切なことは「計画性」です。一番いいのはそのようなことにならないということは言うまでもないことです。ですが、いつなにが起こるかわかりませんから、その際の備えというものはクレジットカード会社で用意されています。

それはその月の支払いを別途ローンにするということです。「支払えない」ということがもし前もってわかっていた場合は、事前にそのような手続きをとることもできます。ただ、クレジットカードではその月の支払い分をその月のはじめの方に確定することが多いものです。支払日の直前でそのような手続きを行うことは難しいでしょう。やはり、引き落とし口座の残高が厳しくなることが「予測」できることがポイントになります。少なくとも一ヶ月前から「ピンチになりそうだ」ということがわかっていれば、そのように何らかの対策が打てるのです。
そのようにして口座の残金が引き落としに耐えられないということが前もって判明しており、その月の支払いをうまく繰り越せることになったとしても、やはり忘れてはいけないのは「その負債はなくならない」ということです。どのようにして繰り越せるのかはそのクレジットカード会社によります。すべてをリボルビングの中に組み込んだりすることも出来るでしょうし、また、通常の請求とは別枠のローンになるかもしれません。どのような方法をとったとしても、その請求分は確実になくなりません。その月が助かったということにしかならないのです。クレジットカード会社がそのようにして猶予をくれるのは、「利用者の生活を守るため」です。クレジットカードの支払いのために生活費がなくなってしまうということでは、自業自得とはいえあんまりです。ですから、さまざまな事情を加味してそのような特例措も可能になるのです。

その月の支払い分が免除されても、それは厳密には「免除」ではありません。ただの先送りです。負債は負債として利息が加算されるかたちで残ります。「いつもの」カードの支払いと共にこれから返済していかなければいけない負債です。ですから、どのような事情でその月が返済不可になったのだとしても、その後の「生活」は少しでも改めるべきでしょう。もちろん、負債を返済していくためです。

自身が悪いのであれ、避けられない事情があったのであれ、「支払い」ということは「信用上」とても大切なことです。それを先送りにしなければいけなかった、ということは憂慮すべきことなのだということを、頭にしっかりといれておいてください。それは、「未来の自分」のためでもあるのです。