突然お金が必要になる局面というのは、普通に生活して行く中でも結構あるものです。出ていくお金は一定ではないのに、収入はほぼ一定であることが多いのが、現代人です。そのように限られた原資をやり繰りしながら暮らしていくことは「当たり前」ではあるのですが、それでも突然の出費を強いるような事態というのはままあります。どのようなときかというと、例えば突然の「病気」です。ある程度は保険でまかなえるとしても、治療費のすべてが保険でまかなえることはまれです。仕事にいけなくて収入が減る、という事態も含めて、自身の突然の病気は生活していく中で最大級の危機です。
そこまで危機的ではなかったとしても、自身の資本力では多少心もとない出費はもっと身近なレベルから発生します。給料日前だけどどうしても欲しいものがある、ということはその典型です。自分の物欲だけではありません。仕事で出張に出る場合、その経費は一時的に自身の負担となります。仕事で突発的な出張が必要になった場合、自身の懐事情でそれを先延ばしになどはできません。最終的には会社が負担するのですから、会社は「借りてでも行け」というに決まっているのです。
もっと細かい、現実的な事態を想定すると、突然の飲み会、突然のデートなどの際に、どうしてもその出費が痛手である場合があります。その月の諸々の支払額がすでにわかっている場合、そして定期預金などへの入金分などを加味すると、少しも無駄遣いができない・・・という場合などです。ですがどうしても「付き合い」というものがありますから、「ムゲ」にもできないのが現実です。
そのようなときに、「頼れる財布がもうひとつあれば・・・」と考えるのは当たり前の気持ちです。日頃からどれだけ倹約したとしても、どうしても突然の出費は発生するものです。予測できないから「突然」なのであって 、予測できてしまえば「計画」にいれられるわけです。人は多かれ少なかれ自身の「財政計画」を練っているものです。その計画はうまくいくこともあれば大きく逸れてしまうこともあります。大きく逸れても大丈夫な人もいれば、諸事情から預金残高が全然ない、という人もいます。しっかりと仕事についていて、人並みかそれ以上の収入がある人でも、何かのローンに追われていたりすれば、預金残高は少ない場合も多々あります。「一歩も譲れない経済状態」で暮らしている人は、案外多いのです。
人にはさまざまな事情があり、収入も支出も人それぞれですが、間違いなくいえることは、「誰もが現状ではお金が足りないと思っている」ということです。よほどの富豪でもない限り、自身の経済状態に満足していないのです。給料が5万違えば、年収は60万ほど違います。ですが、給料が今より多くても少なくても、やはり人は「金銭的なことで悩む」のです。その規模が多少異なったとしても、やはりお金は「足りない」と思うのです。給料を5万円上げるためには相当な努力を有します。一般職であれば、一年やそこらではなかなか実現できない昇給額です。給与の5万円はそれほどの価値を持つのに、生活はそこまで潤うものにはならないのです。
そのような状況が取り巻く中、「第二の財布」として役に立つのがクレジットカードです。
クレジットカードはいわゆる「信販」です。カード会社がその支払を立て替える代わりに、カード会社に大して返済を行う仕組みです。クレジットカードは賢く使えばとても役に立つのです。