ネットショッピングに便利なカード

クレジットカードは「オンラインショッピング」でもその利便性を発揮しました。オンラインショッピングはいわゆる「インターネット」を用いた通信販売です。それらの業態が登場してからすでに10年以上が経過していますが、それらの決済方法としてのクレジットカードがとても有用なのです。

通信販売では様々な支払い方法が選択できます。よくあったのが、「振込」という決済方法です。商品を購入し、指定された銀行口座へ代金を振り込み、その振り込み情報が確認されてはじめて出荷されるというものです。それは代金未払いなどを防止するための手段で、利用者側は振り込む手間はあるのですが、あらかじめ代金を支払うことができ、商品が到着するときは特に現金がなくても品物を受け取れます。

他の方法としては「代金引換」があります。これは前述の振り込みとは対象的で、料金を受取る際に配達してくれた配送業者の人に、荷物を受け取る際に代金を支払うという方法です。これはその商品をすぐに発送してほしいときなどに便利な方法です。受け取り予定の日時に自宅にて待機しておき、品物を待ちます。ですが、この代金引換のリスクは「荷物の到着を待っていなければいけない」ということ、さらには購入先によって「代引手数料」を徴収されてしまうことです。それはその荷物の「送料」などとも相まって1,000円を超えてしまうこともあるでしょう。低単価の品物を購入した場合、「安い」と思っていても結果的には高くついてしまった、ということも考えられるのです。

対して、クレジットカード決済はスムーズです。オンライン上でそのカードが利用できるかどうかの認証が済むと、そのまま発送してくれます。クレジットカードの識別には長い桁数の番号と、利用期限、そして契約者名が用いられます。それらは所持している人にしかわからないような情報となっています。それらの情報を入力し、決済方法を「クレジット」にするだけで、品物が最速の段取りで自宅に届くのです。決済が終わっていますから、自宅にいなくても構いません。中型の包であれば宅配ボックスなどにいれてもらえばいいのです。

各ショッピングサイトでは、「リピート購入」を促すために「会員登録」という形で見込み客を囲い込むことが多いです。最初の購入時に、会員登録しておけば、クレジットカードなどの情報も残ることがほとんどです。それにより、次回以降は「ログイン」するだけで、クリックしていくだけで自動的にクレジットカード決済になり、シームレスにショッピングを楽しむことができるのです。

一点注意したいのは、オンライン上でのクレジットカードデータのやりとりは大変デリケートなものです。いわゆるフィッシング詐欺などは、虚偽の通販サイトで不特定多数の方のクレジットカード情報を収集しようとするものです。例えば、大手の通販サイトに似せたサイトを構築し、購入手続きをさせてクレジットカード情報を収集するというものです。もちろん、ニセモノですから商品は発送されません。クレジットカードの複雑な情報も、オンライン化してしまうといとも簡単にコピーしてしまえる情報となります。そして、それらの情報があればカードそのものがなくても他のオンライン決済サービスなどに転用できてしまうのです。

クレジットカードでのオンライン決済は、最新の注意を払いましょう。